学会活動

第48回日本薬剤師会学術大会においてポスター発表を行いました

第48回日本薬剤師会学術大会が平成27年11月22日(日)~23日(月祝)に鹿児島文化ホール他で開催されました。

『検体測定事業の導入によるセルフメディケーションの取り組み』という演題でポスター発表を行いました。
検体測定事業とは、国民の健康意識の醸成や医療機関受診の動機付けを高める観点から、受検者が自ら検体を採取し、測定結果について受検者が判断することで健康管理の一助となるよう支援することを目的とした事業のことです。(ちょっとむずかしすぎますね。)
簡単に言うと・・・ 一般の方に、町の薬局で、自分で指先に針を刺してもらい、採血して、結果を通知する。
その結果をもとに、健康かどうか、または病院へ受診する必要があるかどうかを判断してもらい、健康管理をしてもらう。
この簡易検査を秋本薬局シーモール下関店で行っています。
健康寿命を伸ばすことにより、医療費を抑えるといる、国の推進している事業です。
平成27年1月22日より、検体測定室を開設し、10月15日時点で130名近くの方に測定を行いました。
測定の項目としては、血糖値の指標となるHbA1cと脂質(中性脂肪、善玉コレステロール、悪玉コレステロール)の2項目です。
全体の検査結果の平均値は中性脂肪以外はすべて基準範囲内 でした。
食事に影響されやすい中性脂肪の数値は基準値よりやや高めの傾向 でした。
検査前に食事の時間を聴取するなど今後の改善すべき点も見つかりました。
定期的に検査を受けてもらうことで、自分自身の健康状態を把握し、生活習慣の予防や早期発見、医療機関の検診の機会を増やし、健康寿命を延伸させる事業であると考察できました。
5分~10分でできる簡単な検査なので、健康診断の受診の機会の少ない方々にぜひ受けていただきたいと思います。

秋本薬局では、今後も市民の方へ健康意識アップのためのイベントを 行い、セルフメディケーションの啓蒙活動を続けていきます!
これからもよろしくお願いいたします。

秋本東駅薬局 上原章子

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